【田上支部】たがみのブランド梅「越の梅」が旬を迎えています!
JAえちご中越管内最北にあたる新潟県 田上町(たがみまち)。
ここは県内屈指の梅の産地として知られており、県内はもちろん、県外にも青梅として出荷されます。
品種は「越の梅」。果肉が柔らかく加工に向くため、梅干しはもちろん羊羹やシロップ、ゼリーなど、多くの加工品に変身します!
県内にはもう一つ、江南区(旧亀田町)で栽培される「藤五郎」と合わせ、新潟県の2大ブラント梅とされています。
青年部員にも梅農家がおり、この時期は梅収穫と出荷で大忙しとなります。
梅は足の速い果物のため、収穫してからの出荷までを一気に行います。
佐藤農園の佐藤潤一さんの梅は品質も良く、直接指名買いに来るお客様もいらっしゃいます。
今年は春先の低温長雨の影響で「梅が少ない」とのこと。また、梅の大産地和歌山県で雹による甚大な被害が確認されており、全国的に梅が市場に出回らず、出荷量が少ない年でもあります。貴重な青梅となっています。
また、同じく青年部員の山川仙六農園の山川さんは全量 梅干しに加工して販売します。
「青梅を買って漬けるお客様が減っており、梅干し需要が増えています」と言い、収穫後に漬け込み、夏になると天日干しして、例年9月ころからの販売を開始します。
地域の道の駅や小学校でも梅干し漬けのワークショップの講師として、体験を指導することもあります。6月25日は地域の小学生3年生とともに昔ながらの梅と塩と紫蘇だけで漬ける農家の本格梅干しづくりを行いました。
「子どもたちは指が細いので、紫蘇の葉をもぐ細かい作業が早いですね」とのことで、10kgの梅を漬けてきました。完成が楽しみです。
田上町のブランド梅「越の梅」、青梅としても梅干しとしてお楽しみいただけます。
是非スーパーで見かけた際には手に取ってみてください!
*えちご中越なんかん青年部田上支部ではワークショップや食農教育、食育の相談も行っています。「地域の文化を後世に」。食と農を次世代へつないでいきます。