山川仙六農園 山川敏幸(田上地区)

店名のない、店員のいない、だけど愛される直売所

田上町原ヶ崎地区。403号線沿いにひっそりとたたずむ農産物の無人直売所。先々代より続くこの直売所は知る人ぞ知る店名のないお店。春の筍から一年を通した野菜、時期の果物に冬の加工品。漬物は「保存食」としての意味合いが強い、しょっぱい、酸っぱい、辛い、昔ながらの味をそのまま継承。添加物を極力減らした自然の味です。「売る農業」ではなく「食べる農業」。昔はどこの家でも野菜を少しずつ作っていたと思います。山川農園はそんな農業の形を大切にする多品目少量生産で、自分たちの両手に収まるだけの量を一つひとつこだわって生産しています。

高校教員を退職し、守りたかった我が家の農業

「うち、先生の家のお米を食べてますよ!」「先生の家の直売所でいつもきゅうり買ってますよ!」教員時代、生徒から言われた言葉です。平日は学校で勤務、休日は部活動の指導漬けの生活で、家の農作業には全く関わっていませんでした。しかも担当教科は「農業」。農業高校で農業を教えているのに、自分では農業をやっていない…。そんな自分に少しずつ疑問を抱くようになり、決断した農業の道。我が家の農業は大量生産にはない多品目少量生産です。生産によって出た資材を循環させ、農薬を減らした栽培を行っています。お米は新潟県特別栽培米に認定される減農薬・減化学肥料で生産。その時でた稲わらを多くの野菜・果物の栽培に活用。ほかにも竹を粉砕した竹チップ、大豆の豆殻、田上の豚プン堆肥をはじめとして、有機資材を活用した環境にやさしい農産物生産を心がけています。この「我が家の農業」を継承し、田上から自然の味をお届けします。

山川仙六農園 山川敏幸(田上地区)の詳細情報

購入できる場所 山川仙六農園 無人直売所、ただいまーと、道の駅たがみ
農園の住所 新潟県南蒲原郡田上町大字原ヶ崎新田1794