ヤマケ慶次郎 小林 和(田上地区)

環境に配慮した田んぼとは

「害虫以外の生き物までいなくなった田んぼの米を、安全と言えるか?」
とある先輩農家から問われた言葉です。
環境に配慮するとはどういうことか。この言葉を聞いて以降、先代がはじめた農薬や化学肥料を全く使わない有機栽培と、極力使わない減農薬・減化学肥料栽培について、いっそう関心を持つようになりました。
農作業で大変なことといえば、草と害虫退治です。とにかく時間を費やすこの作業には、草が生えたり害虫が来ないよう、予防として農薬を使うのが一般的ですが、わが家ではそれをしていません。
有機栽培の田んぼは、田植え後~お盆まで、除草機や鎌を使って草退治をするため、農薬を全く使いません。肥料は有機質資材の豚ぷん堆肥のみですが、粒は大きく、艶のあるお米に育ってくれます。
減農薬・減化学肥料栽培の田んぼでは、草や害虫を発見した場所だけに使う方法をとり、農薬の使用を最小限に抑えています。
肥料は豚ぷん堆肥をはじめ、ワラや米ぬかも活用することで、化学肥料の使用量を抑えています。

わが家のカッコイイやつら

田上町ではめったに出会えない、そんな野菜が作りたい!
熱い想いから畑に根付いた、わが家のカッコイイやつらをご紹介します。
まずは自然薯。「え?あの、山にあるヤツ?」そうです、その自然薯。長芋とは全く違うとんでもない粘り強さと、思わず笑ってしまう伸びのよさ、
ブワッとひろがる香りに、食べた~!感。間違いない。
つぎはニンニク。「え?それってガーリック?」そうです、そのニンニック。
白くてむっちり、やさしい甘み。醤油漬けにすれば万能ダレの出来上がり。
さらにクワイ。「え?おせちのあのアレ?」そうです、そのソレ。
一般的には田んぼで栽培されるんですが、なんと畑の土でもできるんです!
黄色い角の生えた丸。あと引く苦味は、お酒が合う合う。
そして綿。「え?…ん?」そうね、そう思う。綿、つまりコットン。木に生る緑のつぼみが開くと、真白な綿が花のよう。切り花はインテリアに。
あら、こんなところに!な出会いを、田上町からお届けします!

ヤマケ慶次郎 小林 和(田上地区)の詳細情報

主な出荷販売先 お米:ヤマケ慶次郎、(有)藤次郎 野菜:ヤマケ慶次郎、(有)藤次郎、道の駅たがみ、リオンドール加茂店
農園の住所 新潟県南蒲原郡田上町大字原ヶ崎新田1083-3