年間を通しての農業経営
しかし、就農して2~3年経ったころ、冬をどうにかならないかなと思い、いくつかの作物にチャレンジして、今栽培している長ネギ、里芋にたどりつきました。
里芋は「のっぺ」等の郷土料理があるように新潟の県民性に深くかかわっています。田んぼでつくる事によって、普段のかん水(水やり)作業が適正に出来るようになりました。
長ネギは年間の防除が1~2回と、使用する農薬がなるべく少なくなるように気をつけています。秋を過ぎると気温がグッとさがり、あま味のあるおいしいネギとなります。
「雪下ねぎ」との出会い
JA青年部として参加したJAの全国会議で、秋田県の代表が雪下ねぎについて話しているのを聞き、「田上町も雪は降るし、これならうちでもできるのでは?」と、雪下ねぎをやってみることにしました。
まずは、耕作放棄地となっていた田んぼを使って長ネギ畑をつくることにしました。しかし、長ネギは水が苦手で水稲の土との相性はよくありません。それでも、水分を抜く大掛かりな工事をして、土を整え、何とか土壌を整えてみました。
こうして始めた1年目。驚くべきことに、甘くてしっかりとした太さの長ネギができたのです。しかも、畑での栽培ではないので、他の野菜からくる虫もいない。通常の野菜と比べ、1/10以下の農薬量で長ネギをつくることに成功しました。水分さえ抜いてしまえば、土壌との相性もいいのか、見た目も甘さも上々の出来栄えでした。
佐藤農園の長ネギは、10月末~3月いっぱいまで。秋に必要な分だけ収穫、冬は甘みのある長ネギを雪下から収穫。こうして、以前から課題だった冬の収入源を確保できるようになりました。
直売所ただいまーとや地元道の駅、近隣スーパーに出荷しています。お店で見かけたら、ぜひ手に取ってみてください。
佐藤農園 佐藤潤一(田上地区)の詳細情報
主な出荷販売先 | ただいまーと、地元道の駅、近隣スーパー |
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農園の住所 | 新潟県南蒲原郡田上町大字田上丁2362 |
連絡先 | 070-4495-1171 |
メール | 07044951171@docomo.ne.jp |
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