お知らせ

【田上支部】病害虫からお米を守れ!とっても大切な「予察」って知ってる?

暑い中、田んぼで虫取り網を振るおじさんたちの集団...。
そんな光景を目撃したことはありませんか?
何をやっているかというと、お米にとって悪影響を与える虫や病気がついていないか、多くの組織の代表が集まり確認を行う作業。

その名も「病害虫発生予察調査」

実は新潟県が主導して、県内全域、一律の基準で行われるとっても大切な作業なんです。

 

令和の米騒動が落ち着く気配を見せない中、新潟県では7月はほとんど雨が降らず、渇水対策を迫られる危機的な状況になっています。
そこに追い打ちをかけるように病気や害虫が発生したとしたらどうでしょう...。考えたくもありません。天敵となるカメムシ類。これはお米の汁を吸って白いはずのお米を真っ黒に変えてしまいます。また、お米最大の病気といえば「いもち病」。特にコシヒカリはこのいもち病に弱く、感染してしまうとお米が実りません!

病害虫を早期に発見し、迅速かつ適期に対応するなど、あの手この手でお米を守っています!

この予察調査に、多くの青年部員が「農家調査員」として関わっており、田上支部では4名の盟友が調査員として、交代で調査に加わっています。全県だと、かなり多くの盟友がこの調査員になっているはずです。

普段何気なく食べている新潟のお米。収穫量や品質を守るには、農家やJAをはじめ、多くの人が関わっているのです。
また、今年はカメムシの発生が例年より多く、非常に心配な年でもあります。

こちらをチェック!→令和7年度病害虫発生予察情報・注意報第2号

予察調査の結果を自治体、農家に速やかに共有し、対策を練って実行します。おいしいお米は1軒の農家では守れません。新潟の水田は広く、どこまでも広がっています。多くの農家や地域が連携し、おいしいお米作りを目指します!

暑い中網を振るおじさんの集団...。レアなカブトムシを追い求めているわけではありません。心の中でそっと「病害虫がいませんように」と祈っていただけると幸いです。青年部はどこまでも広がる新潟の水田を守っていきます。