お知らせ

【田上支部】新米を味わってください!

10月。多くの農家が稲刈りを終え、新米が続々とスーパーをはじめ小売店に並んできました。
青年部員が心を込めて栽培、収穫したお米も市場に出回っていることでしょう!
米農家にとってこの新米の収穫は1年で最も報われる作業といっても過言ではありません。

新米といえば9月中!というのが新潟では暗黙のルールとなっているようですが、品種や地域によってはまだまだ稲刈り中!特に新潟の新定番品種「新之助」は晩生(おくて)品種といって、コシヒカリよりも遅く収穫する必要があるお米です。

新潟米「新之助 しんのすけ」新潟県ホームページ

実りの秋、収穫の秋。
夏野菜もさることながら、朝晩の気温はぐっと下がり、少しずつ温かい食べ物が恋しくなってくる、そんな季節です。
・・・が、しかし!
JAえちご中越管内の稲刈りは、柏崎地区の「葉月みのり」を筆頭に8月中旬、お盆頃から稲刈りが始まります。気温は40度近くに達する日もある中、稲刈りをする時代となってきました。
そんな中、多くの青年部員が汗水たらし必死に稲刈りを行います。
最近はコンバイン(稲刈り機)が大型化し、キャビンと呼ばれる操縦席がお部屋状態になったものもありますが、機械の価格はぐっと上がります。
かといってキャビンなしのコンバインは逃げ場のない暑さの中、作業をすることとなります。稲刈りなのに熱中症気味...なんてこともある時代で、命がけで作業するか、高―――い機械を買って作業するか、いずれにせよ農家にとっては昔より大きな負担の中作業を行っています。

作業は稲刈りだけではありません。こだわって作ったお米を部員自ら販売しようした場合、乾燥→調整(籾摺り)→選粒(ふるい・色選)→袋詰め→保管が必要です。それぞれの機械が必要で、しかもお米をきれいにおいしく仕上げるためにはこの機械を正しく使いこなす必要があります。どれも決して安い機械ではないうえに、1年間で秋1カ月しか稼働しません。お米を食べられる状態にするまでにたくさんのコストと農家さんの技術が必要になります。
特にこの仕上げていく作業は意外と農家ごとにこだわりがあり、田んぼでの管理もさることながら、刈り取った後の作業でもお米の味に影響を及ぼします。これは意外と知られていませんね。

特に若手の青年部員は父や祖父から、農業法人では熟練の腕を持つ仲間同士が相談し、非常に細かく調整しながらその技術を磨いています。
そんな農家の愛のこもったお米、ぜひ香り高い新米の時期にご賞味ください!

えちご中越農協では農産物直売サイト「華むす日」も運営しています!
青年部員の作った農産物をご賞味いただければ幸いです。

JAえちご中越公式オンラインショップ 華むす日